ウィーンの郊外
保養地バーデンの風景、そこから奥に入ったソッス村の風景
私は歴史的な建造物よりも、まだ見たことのない異国の大自然だったり、田園風景に心が揺り動かされる。
ウィーンから郊外に出た保養地「バーデン」
温泉もある。
皇帝も保養地にしていたところ。ベートーヴェンの暮らしていた家もあって興味深かった。
今回はそのバーデンからさらに奥にある「SOSS村」に出かけて、出来立てのワインと鹿肉料理を食べてきた。
ワインのおいしいこと。そして安いこと。
「ホイリゲ」、、オーストリア産の新種のワイン。フランスならボジョレーヌーボーかな?
・・・ホイリゲの歴史は今から 230年も前にさかのぼります。皇帝ヨーゼフ2世は1789年、ウィーンのぶどう農家に「年間 300日以内に限り自家製ワインを小売りし、簡単な食事を供してもよい」という特別許可を与えたのが始まりです。・・・
これには税金を安くしてあげる代わりに安く飲ませてあげなさいという皇帝の言葉があったそうです。
村に何げなく建っている教会。これが素敵なんだなぁ、、、。
主要交通機関が走る街、バーデンまではバスかタクシーしかない。バスは数時間に一本だけ。私はこの村で数時間散策した後で、バスがないので40分間街道を歩いて帰った。
見知らぬ街。見知らぬ田舎道。
日曜日のこの日は商店も工場もほぼ休み。
広大なブドウ畑の傍に立つオーストリア軍の兵舎にも人影は見当たらない。
夕暮れの中、誰一人すれ違わない異国の田舎道を黙々と私は歩いたのです。
私は
ブドウ畑の向こうに見えるのがオーストリア軍の兵舎
ブドウ畑は背丈1.3メートルくらいに抑えられていて、収穫しやすいようになっている。もう半分以上収穫済み、、、この景色がずっと果てしなく続くのです。
夕暮れのなか、、、バーデンまでトボトボと歩く。日曜日は安息日。40分、誰一人すれ違う人はいなかった。
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